「元気なはずなのに、なぜかぐったり…私っておかしいのかな?」
朝から仕事、家事、子どもの送り迎え。
何か特別なことをしたわけじゃないのに、夕方にはもうぐったり。
それなのに、休みの日になると「どこか行きたい」「何か新しいことしたい」って思ってしまう。
…そんな“矛盾”を抱えて、苦しくなることありませんか?
私自身、そんな感覚をずっと抱えていました。
「刺激を求めて動き回るのに、すぐ疲れる」
「新しいことにワクワクするのに、飽きやすいし傷つきやすい」
この矛盾がしんどくて、「自分って変なのかな」って思っていた時期があります。
実はそれ、「HSS型HSP」という気質かもしれません
HSS型HSPとは、「繊細さ(HSP)」と「刺激追求(HSS)」の両方を持ち合わせた気質のこと。
● HSP(Highly Sensitive Person)
感受性が強く、刺激や人の感情に敏感。音や匂いにも過敏。人の言葉に深く傷つくことも。
● HSS(High Sensation Seeking)
変化や新しい体験を求める傾向があり、好奇心旺盛で行動的。じっとしているのが苦手。
この2つが同時にあるのが「HSS型HSP」。
つまり、「外に向かって動きたい気持ち」と「内側の繊細さ」が同居している」んです。
例えるなら、“アクセルとブレーキを同時に踏んでいる状態”
動きたいのに疲れやすい。
楽しいのに、人の言葉が気になってぐったりしてしまう。
「昨日あんなに楽しかったのに、今日は何もしたくない…」
その感情のアップダウンにも、自分自身で戸惑ってしまう。
でもね、それは「性格の問題」でも「気分屋」でもなくて、気質なんです。
じゃあ、どうしたらいいの?
まずは、「私はこういう気質なんだ」と知ること。
自分を否定し続けるのではなく、「そういう傾向があるんだな」と受け入れることからすべてが変わり始めます。
そして、自分の特性に合ったペースで動くことが大切。
・予定を詰め込みすぎない
・刺激を受けた後は、ひとり時間でリカバリー
・感情が揺れたときは「そう感じるよね」と声をかける
小さなことのようだけど、それを積み重ねていくことで、驚くほど心がラクになっていきます。
その「矛盾」は、あなたの魅力でもある
「動きたいのに疲れる」
「新しいことが好きなのに、飽きやすくて落ち込む」
そんなあなたの“矛盾”は、決しておかしいことじゃありません。
むしろそれは、豊かな感性とエネルギーの両方を持つ、HSS型HSPならではの魅力。
私も最初は、「こんな自分をどう受け入れればいいの?」と思っていました。
でも、少しずつ「自分らしいペース」を知っていくことで、ようやく生きやすさを取り戻してきたんです。
あなたもきっと、大丈夫。
そのままのあなたで、愛される存在なんです。

