「母親に向いてない」って思ってしまう…ACママのための心の処方箋 ~あなたが母親として悩むのは、ちゃんと子どもを大事に思っている証拠です~

「私、母親に向いてないのかも…」

そんな言葉を、
何度も心の中でつぶやいたこと、ありませんか?

子どもが泣くと、ついイライラしてしまう。
怒ってしまって、夜に寝顔を見ながらこっそり涙がこぼれる。

そんな自分に、「なんで私はうまくできないんだろう」って
どんどん自信を失ってしまう。

周りのママたちは、もっと余裕そうに見えるのに——。

むしろ、そんなふうに悩んでしまうのは、
それだけ子どものことを大切に思っている証拠なんです。

本当に無関心だったら、悩むことも苦しむこともないはず。
「うまくやりたい」「いいお母さんになりたい」
その気持ちがあるからこそ、つまずきもつらく感じるんですよね。

もしかしたら——
アダルトチルドレン(AC)として育ってきた背景が、
今のあなたの「しんどさ」とつながっているかもしれません。

たとえば…

・子どもの泣き声に過敏に反応してしまう
・失敗すると、すぐに自分を責めてしまう
・子どもが言うことを聞かないと、自分がダメな母親に思える

これらの反応は、「ありのままを受けとめてもらえなかった過去」から来ていることが多いんです。

ACの人は、子ども時代に
・正しくできたときだけ認められた
・失敗や感情を否定された
・愛情に条件がついていた

そんな経験をしてきた人が少なくありません。

だからこそ、母親になったときに
「ちゃんとできていない自分=価値がない」と感じてしまう
でも、それはあなたが悪いのではなく、
心にしみついた“思い込み”なんです。

私が少しずつ変わってこれたのは、
「母親に向いてない」って感じることさえも、
悪いことじゃないと知ったときからでした。

母親って、最初から上手にできる人はいない。
手探りで、失敗しながら、泣きながら、
それでも子どもと向き合っていく存在。

その姿こそが、“母親らしさ”なんだと気づいたんです。

・今日は思うようにいかなかったな
・でも、朝からちゃんと起きてがんばったよね
・抱っこしてあげた、笑顔で返した、えらいよ私

そんなふうに、やさしい言葉を自分にかけてあげるだけで
「母親としての自信」が少しずつ出来てきます。

“向き合おうとしている”んです。
迷いながらも、答えを探しているんです。

うまくいかない日があってもいい。
疲れて寝落ちしてしまってもいい。
怒ってしまっても、あとで抱きしめれば、それで十分。