家でも職場でも「ちゃんとやらなきゃ」が止まらないあなたへ


家では“良い母”、職場では“優秀な社員”。
そんなふうに、周囲の期待に応えることが日常になっていませんか?

  • 家事を完璧にこなす
  • 子どもにも夫にも笑顔を向ける
  • 職場ではミスをしないように全力
  • 頼まれたら断らない

こうして常に「ちゃんと」し続けていると、心は休む暇がありません。
笑顔が減ってきたと感じたら、それは心が疲れているサインです。


人は、無理をしてもすぐには壊れません。
でも、少しずつ少しずつ、心と体が削られていきます。

「私なら大丈夫」
「みんなやってることだから」

そう思って頑張り続けると、ある日突然エネルギーが切れます。
そのときには、自分でも驚くほど何もできなくなってしまうこともあります。


“ちゃんと”は、周りのために必要だと思ってやっていること。
でも実は、ほんの少し減らしても、周りは困らないことがほとんどです。

たとえば…

  • 食事は品数を減らしてもOK
  • 職場での資料作りは、必要以上の装飾をやめる
  • 掃除は週末まとめてにする

こうした「ちょうどいい」バランスを見つけることが、心を守る第一歩です。


完璧主義の人ほど、仕事や家事の終わりが見えません。
「ここまででいい」と線を引く習慣を持つと、心に余白ができます。

  • タスクの優先順位を決める
  • やめる時間を先に決めておく
  • 明日に回す勇気を持つ

こうして、自分で終わりを決められるようになると、「やらなきゃ」に追われる時間が減ります。

“ちゃんと”をやめることに罪悪感を持つ必要はありません。
それは怠けではなく、これからも元気でいるための大切な選択です。

家族も職場も、あなたが笑顔で元気でいることを望んでいます。
少しの手抜きや先延ばしは、むしろその笑顔を守るために必要なことです。

💡 今日の一歩
「これは今日じゃなくても困らない」ことを、ひとつ選んで明日に回しましょう。
その時間で、深呼吸をして心をゆるめてください。