アダルトチルドレンのママ、甘えたいと思ってもいいんです
「甘えたいって思うなんて、母親失格かな…」
そんなふうに感じたこと、ありませんか?
しっかりして見えるあなた。でも本当は、誰かに頼りたい。
そんな気持ちを、ぐっと胸にしまって頑張っているママたちがたくさんいます。
とくに、子どもの頃に「いい子」でいることで愛された経験がある人──
いわゆるアダルトチルドレンのママたちは、
「人に頼る」「甘える」ということに強い罪悪感を持ちがちです。
甘えたいのに、甘えられない。それって私だけ?
たとえばこんなことはありませんか?
・本当は夫に子育てのしんどさを聞いてほしいのに、我慢してしまう
・疲れているのに、誰にも頼れず全部自分で抱え込んでしまう
・誰かに「大丈夫?」って言われると、泣きそうになるけど笑ってごまかす
それって、あなたが弱いからじゃないんです。
むしろ、ずっとがんばり続けてきた証拠なんです。
甘えた記憶がないから、甘え方がわからない
子どもの頃、親に素直に「抱っこして」と言えなかった。
悲しいときに、泣いても放っておかれた。
そんな体験をしていると、「助けて」「つらい」と言っても無駄だと思うようになります。
それが大人になっても続き、甘えたくても言葉にできない、
人に頼るのが怖い、という感覚につながってしまうのです。
「甘える=迷惑をかけること」と思ってしまう人も少なくありません。
甘えることは、誰かを信じること
でも甘えるって、わがままでも迷惑でもないんです。
甘えるというのは「自分の気持ちを安心して出しても大丈夫」と思える、
“信頼”の表れなんです。
家族やパートナー、そしてカウンセラーなど、
安心できる人に少しずつ心をゆるめていくことで、
あなたの中にあった「甘えたい気持ち」がそっと顔を出してきます。
甘えていいんだよ。あなたはもう、がんばりすぎなくていい
甘えることは、自分を大切にすること。
そして、ママが甘えることは、
子どもに「人に頼ってもいいんだよ」「ひとりでがんばらなくていいんだよ」って教えることにもつながります。
だから、大丈夫。
あなたが「甘えたい」と思ったその気持ちは、
あなたを癒すための自然な声なんです。
わたしもかつて、甘えられないママでした
この文章を書いている私も、かつては「甘えてはいけない」と思って生きてきました。
でも、カウンセリングに出会って、自分の気持ちを少しずつ話していくうちに、
「私にも甘えていい場所があっていいんだ」と思えるようになりました。
今は、同じようにがんばっているママたちが
少しでも心をゆるめられる場所をつくりたくて、このカウンセリングルームを開いています。


「ママなのに、甘えたくなる時…あるよね? ~“母親らしさ”に疲れたあなたへ~」へのコメント
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