何度言っても聞かない、同じことを繰り返す
「また?何度言ったらわかるの!」
つい怒鳴ってしまって、あとから自己嫌悪…
「私の育て方が悪いのかな」
「この子、なんでこんなに言うことを聞かないの?」
そんなふうに、自分を責めてつらくなってしまうこと、ありませんか?
でも、結論から言います。
それ、あなたのせいじゃありません。
多くのママは、子どもが言うことを聞かないと
「しつけが足りない」「もっと厳しくしなきゃ」と思いがちです。
私も、まさにそうでした。
・宿題はすぐやらせる
・食事中は姿勢よく
・片づけなきゃ叱る
「ちゃんと育てなきゃ」って、いつもピリピリ。
でも、何度言っても子どもは変わらない。
むしろ、どんどん無表情になっていく…。
小さな背中が、どこか遠くに行ってしまいそうな気がして、不安でした。
正しくしつければ、きちんと行動してくれる。
そう信じてがんばるのに、現実はその通りにいかない。
「言うこと聞かない」=「自分の言い方が悪いのかな」
「また怒っちゃった…」と、自分を責める日々。
でも実は、子どもが言うことを聞かないのは
ママが悪いわけじゃありません。
子どもの心の中にある「不安」や「甘えたい気持ち」が
うまく出せずに、反抗や無視、癇癪(かんしゃく)として現れているだけなんです。
「行動の裏には、感情がある。」
私も、つい怒ってしまうたびに
「またやってしまった…」と寝る前に泣いていたことがあります。
でも、ある時にふと気づいたんです。
子どもが一番求めていたのは、
正しさじゃなくて、“安心して甘えられる場所”だったと。
ルールを守らせることも大事。
でもそれより先に必要なのは、
「ママはあなたの味方だよ」っていう“あたたかいまなざし”。
それを繰り返し伝えていくことで、
少しずつ子どもの行動も変わっていきました。
そしてもうひとつ大事なこと。
子どもが“言うことを聞かない”とき、
それは「SOSのサイン」かもしれないということです。
・保育園や学校でがんばってきて、限界だった
・弟や妹にママを取られたと感じていた
・言いたいことがうまく言えなくて、ふてくされていた
小さな心は、いろんなことを感じ取って、
でもまだうまく表現できないだけなんです。
そんなとき、「どうしてそんなことするの!」と責められると、
ますます心の中に“モヤモヤ”がたまってしまいます。
「今日、つらかったのかな」
「もしかして、さびしかったのかも」
そんなふうに、一度立ち止まって子どもの気持ちに寄り添ってみると
少しだけ、見える世界が変わるかもしれません。
子育てって、思い通りにいかないことの連続。
でもそれは、ママが悪いからじゃなくて、
「ママも子どもも、がんばっている」証拠なんです。
だからこそ、つらいときは誰かに話していい。
がんばりすぎる前に、一息ついて大丈夫です。
わたしのカウンセリングルームでは、
「イライラしてつらい」「怒りすぎて落ち込む」そんなママの気持ちに、
そっと寄り添う時間を大切にしています。
ひとりで抱えこまなくて大丈夫。
あなたの子育てに、安心という光を届けられたら嬉しいです🌱

