「子どものために我慢してる」って、よく聞く言葉ですよね
そう話すママ、たくさんいます。
私もずっと、そうでした。
趣味の時間も、友達との約束も、ひとりの時間も。
全部「後ででいいや」「今はガマンしなきゃ」って。
「だって、子どものためだもん」って思っていたから。
でも、ある日ふと耳にした言葉が
私の心をざわつかせました。
「そのガマン、本当に子どものためになってる?」
ドキッとしました。
自分を抑えて我慢しているのに、イライラする日が増えていて。
家の中の空気も、どこかピリピリしてる。
怒りたくないのに、つい強い言葉で怒ってしまう。
そのたびに、自己嫌悪で胸がチクチク痛くなる。
そんな私を見て、子どもは本当に幸せなのかな?
「笑ってるママの方が好き」って、
きっと思ってるんじゃないかな?
思い返すと、私自身もそうでした。
小さい頃、いつも笑ってるお母さんがいると安心できたし、
逆にピリピリしていると、なんとなく怖くて、息をひそめてた。
気づいたんです。
「ガマンしてる私」って、
何気ない一言にもカチンときやすくて、
心に余裕がなくなってたって。
それは、自分の気持ちを後回しにしていたから。
「自分の声を無視し続けてた」ってことだったんです。
だから、思い切って少しだけ変えてみました。
「今日は疲れたから、夕飯はコンビニでいい?」
「ちょっと一人になりたいから、少しだけ散歩してくるね」
そんなふうに、自分の気持ちを正直に伝えるようにしてみたんです。
そしたら、子どもがふとこう言いました。
「ママ、なんか最近ご機嫌だね」
その言葉に、思わず笑ってしまいました。
ああ、やっぱり子どもはちゃんと見てるんだなぁって。
そして、ママが笑っていることが、
子どもにとっても安心なんだなって実感しました。
子どものために本当に大切なのは、
ママの“心の余裕”なんですよね。
がんばりすぎていると、
子育てが「やらなきゃ」に変わってしまう。
でも、ママが自分を大切にして、自然に笑っていられると、
子どもも心から安心して、のびのび過ごせる。
「ちゃんと育てなきゃ」じゃなくて、
「この人と暮らすの、心地いいな」って思ってもらえること。
それが、親子にとっていちばん大事な土台だと思います。
「子どものため」の中に、
「ママが笑うこと」もちゃんと含めてあげてください。
子どもにとって、いちばんのプレゼントは、
がんばるママじゃなくて、
ママが元気で、笑っていてくれることなんです。
一日くらい、自分の気持ちを優先してみませんか?
その小さな一歩が、親子の空気をふわっと変えてくれるかもしれませんよ

