「なんでそんなことするの?」「いい加減にしなさい」
その言葉、どこかで聞いたことありませんか?
言ったあとにハッとする。
「あれ、これって、昔親に言われてイヤだった言葉だ」って。
でも、子どもにイラッとした瞬間、
口からつい出てしまうのは、自分の“記憶の再生”かもしれません。
あなたが悪いんじゃありません。
私たちは、自分が体験した“親との関わり方”を、
知らず知らずのうちに「当たり前」として覚えています。
・怒るときの口調
・ダメ出しの仕方
・褒め方や距離感
そういったものが、親とそっくりになることがあるんです。
私自身、「うるさい!」って言ったとき、涙が出そうになりました
子どもの頃、母に言われて傷ついた言葉。
「自分も同じことしてる」って、自己嫌悪でいっぱいになった。
でも、そのときこう思ったんです。
「これに気づけた私って、すごくない?」
その一言が出たことより、
「それが自分の本心じゃない」と気づけたこと。
それが大きな一歩だったんです。
無意識に繰り返す言葉は、「癒されていない自分の声」
子どもの頃に我慢した感情。
飲み込んだ言葉。
感じられなかった安心感。
それが、今の子育ての中で、
“出しどころ”を求めてあふれてくるんです。
だから、責めないで
気づいたときが、変われるチャンスです。
・子どもに「さっきは言いすぎたね」と伝える
・「本当は○○って言いたかった」と自分の本音に気づく
・「これ、親の言葉だな」と内心でつぶやく
そんな小さな行動の積み重ねが、
あなたと子どもの“新しい関係”を育てていきます。
くり返さないの前に、“気づくこと”から始めよう
あなたの言葉が変わると、
子どもとの毎日が少しずつやさしくものになっていきます。

